店舗インタビュー

料亭旅館 人丸花壇

   

専務取締役:小谷謙介さん

折りたたみ式スロープを設置しようと思われたきっかけは何ですか?

小谷さん:入り口に3段の階段があるのですが、車イスや階段を上りづらいお客様のために、この段差をなんとかしたいと思っていたところに、明石市『合理的配慮を支援する助成制度』の紹介を受けたのがきっかけです。これまでは、歩けないお客様の場合、車イズごとみんなで持ち上げるというような対応をしていたのですが、ご本人様が「みなさんに申し訳ない」とおっしゃることが多くて…。お客様をお迎えする大切な場面なのに、お客様自身に気をつかわせてしまうのは本意ではないという気持ちが常にありました。スロープがあれば、ご本人様も気兼ねなくご入館いただけると思います。

お客様の層としては、やはりご高齢のかたが多いのですか?

小谷さん:そうですね…。介護施設から団体様の宴会のご利用などもありますし、法要等で毎年ご家族ご親族でお越しいただくお客様もいらっしゃいます。以前は、和室に低いテーブルと座椅子というスタイルでお食事を召し上がっていただいていたのですが、畳に座るのがつらいとおっしゃられるお客様も増えてきて、2年ほど前に和室の雰囲気は壊さないようにしつつ、高さのあるテーブルと椅子をご用意するようになりました。ちなみに…小さなお子様づれのお客様も大歓迎ですよ。当館は、基本的に個室なので、お子様が泣いても周囲に気兼ねすることなくお過ごしいただけます。子育て経験豊富な仲居がたくさんいますので、ご安心ください。例えば“ママ友のランチ会”…なんてどうですか?

人丸花壇さんと言えば、格式が高いイメージで…まさか、こんなフランクなご提案がいただけるとは思ってもみませんでした!平日のお昼間なら、意外と手が届く範囲かも…!!

(2018年7月17日 取材)