店舗インタビュー

こだま

   

店主古志英明さんにお話をうかがいました。
入口にドアがなく間口も広くて入りやすいお店ですね。

店主:設計の段階で、店内で車イスが回転できるスペースを確保してあって、入口からすぐのテーブル席の椅子を可動式にしてあるから…。車イスのままでも、すぐにテーブルにつくことができるようにね。

設計の段階から様々なお客さんが来られることを想定されていたんですね!また、レジ横に筆談ボードを常設されていますね。

店主:2年前から置いていて、しょっちゅう使いますよ。うちに、ちょうど手話を勉強中のパートさんがいてね。難しいことはまだまだできないけど、五十音なら表現できるから、手話でゆっくりとお伝えしたりね。あとは、点字メニューも置いてあります。

色々なコミュニケーション方法で対応されていますね。食の対応についてのオーダーもあったりしますか?

店主:一番多いのは、子どもさんのタマゴアレルギーかなぁ。言ってもらえたら、お好み焼きからタマゴを抜きます。あとは…、“うちのお好み焼きを食べたいという入院中の人のために、差し入れしたい”というお客さんがいて。食べやすいようにお好み焼きを一口大に切ってお渡ししたりとかね。相談してもらえたら、できる範囲でできるだけのことをさせてもらいますよ。

写真撮影をお願いしたところ、“いやぁ…私は表に出るのは苦手で。シャイなもので…。”と固辞。お父さんみたいに温かい人柄の店主に会いに、ぜひお店へ。

(2018年6月13日 取材)