店舗インタビュー

パピオスあかし

   

パピオスあかし共栄会会長宮内正次さんと、大林新星和不動産㈱の古里亮さんにお話しをうかがいました。 パピオスあかしには、市役所の窓口やこども広場、図書館の他、医療機関や飲食店など、様々なテナントが入っていて、いつもたくさんの人たちで賑わっていますね。年齢層も幅広く色々なかたが来られるのでしょうね。

そうですね。この建物は、兵庫県『平成29年度人間サイズのまちづくり賞』ユニバーサルデザイン部門で知事賞を受賞しているんですよ。まさに、設計の段階から“色々なかた”が来られることを想定して建物を造っているんです。階段の手すりの部分に、例えば“2階から1階へ降りる”ことを示すような点字を設けているのですが、“手すりのどの位置に点字があれば一番分かりやすいか”実際に当事者のかたの意見を参考にしながら決めていったり…という造り方をしています。すべての方々にとって使いやすいようにハード面での配慮がなされているんですよ。

確かに…。多目的トイレのオムツ交換台は、成人にも対応できるサイズでしたし、室内もとても広々としていました。こんなトイレは初めて見たので驚きました。

実は、トイレに関しては数を増やして欲しいというご要望を多数いただいていて…。平成29年に数を増設したところなんです。

筆談ボードの設置など、テナント店舗でも配慮の取り組みが広がっているそうですね。

ハードとソフト両方を兼ね備えてこそ、ですからね。例えば、接客のリーダー的存在のスタッフが、ユニバーサルマナーに関する研修を受けて他のスタッフに指導していく…など、配慮への意識が広がっていくような仕組みづくりが必要だと思っています。

(2018年7月17日 取材)